旅の空から
ラインライン

スペイン
2006年のスペイン
2004年前半のスペイン
2004年後半のスペイン

2002年12月07日(土)晴れ 最高17℃
マドリッド〜トレド

我々の5星ホテルのロビーのクリスマス・オーナメントは派手な装飾はなく、とても落ち着いた雰囲気で気に入った。スペインのクリスマスはツリーより、このオーナメントが主流。サンタさんも基本的にはなくて、キリスト誕生の時にやって来た3博士がプレゼントを持って来るが、それに習っている。と言うことで、スペインのクリスマス・プレゼントは1月5日の夜とになる。子供達は自分のクツをピカピカに磨いて、休む。そして、翌1月6日が子供の日。しかし、最近は12月25日にもプレゼントを贈る人もいるようだ。ホテルでは日本語放送が見られる。TVで海外安全情報で「スペインは首しめ強盗もいるので充分気を付けましょう」と放送している。
今日は午前中はマドリッドの観光をした。プラド博物館ではエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤを中心に見学。最近になってここの展示物のゴヤの絵が2枚、もしかして偽物と言われ、鑑定中とのこと。午後は世界遺産の街トレドへ行った。今日の展望台から眺めるトレドはくっきりして、きれいだった。考えるとだいたいは午前中に来ているので、日の当たりが違うのがわかった。カテドラルは国内からの人でいっぱい。昨日から連休のスペイン。古都のトレド、日本人が京都へ行くような感じかと思う。
最後の晩餐は、マドリッドのメイン・ストリートのグランビア通りの近く、海鮮料理のレストランだった。この当たりは現地の日本人でもスリ、ひったくりにあう場所。バスを降りた後、皆で緊張して歩く。しかし、私の注意を良く守る方々で、バッグはお持ちでないので、誰も寄って来ない。バルセロナとマドリッドはバッグを持たないのが一番いいと思う。皆、バッグを狙ってやって来るのだから。今夜の食事のメインはロブスターだったが、それに追加で生ガキや生アサリ、カニ、海老をご注文。しっかり私もご馳走になった。ホテルでは全員9名でバーにて23時まで飲んで、解散となった。明日は13時の出発だから、のんびり出来た。
オリエンテ広場から見る王宮 プラド美術館:ゴヤ「裸のマハ」 ゴヤ「着衣のマハ」
プラド美術館:エルグレコ
「胸に手を置く騎士の肖像」
トレド:サント・トメ教会の前
エル・グレコの傑作の
「オルガス伯爵の埋葬」
プラド美術館:ベラスケス
ラス・メニーナス「官女たち」

2002年12月06日(金)晴れ 最高18℃
ロンダ

マルベーリャからセビリアへ行く途中にロンダと言う街に立ち寄った。海岸から内部へ入って行く時に、海岸線とジブロータルとアフリカがすぐそこにくっきり見えていた。こんなにきれいに見えたのは初めてだった。
1485年までイスラムに支配されていたロンダは、近代闘牛の発祥地で人口3万人の小さな街。この街出身の闘牛士フランシスコ・ロメオが、18世紀に馬に乗っていた闘牛を、初めて赤い布と剣だけで牛に挑み、今現在の闘牛の形を作った。スペインでも最古のひとつの闘牛場も街の中心にあり、見学が出来る。その先にスペイン広場があり、大きなパラドールがある。その横が岸壁になっていて、旧市街と新市街をヌエボ橋が分ける。橋の中にガラス張りの窓が見えるが、ここは留置場でもあった場所で、現在は入場可能な博物館になっている。橋を渡ると最初の右の角を曲がると、20番地は見晴らしのいいドン・ボスコの博物館となっている。1ユーロ。その先を右へ途中の小道を左へ入って行くと大きな教会の裏手に出る。正面に回りこみ、1ユーロで入ってみた。内部にはモスクの跡があり、そこに15〜16世紀に教会を建てたようだ。バロック様式の祭壇は圧倒されてしまう大きさ。時間があればもう少し散策を楽しみたかった。
セヴィリア駅からマドリッドのアトーチャ駅まで、新幹線のAVEのビジネスクラスに乗った。駅ではラウンジで休憩。駅でかわいいTシャツを見つけた。AVE内では軽食が出た。飲み物はアルコールもソフトも何でもあり、飲み放題と、飛行機内のサービスと同じだった。
マドリッドは治安最悪の街。これから2泊の5星ホテルも危ないと聞くので、注意したいと思う。今日もバスを降りる時に、ガードマンを呼んで全員でいっせいにホテルへ入った。明日の観光中はバッグを持たないようにご案内した。妙に緊張気味の皆様に、日本語放送のご案内をしたら、とても嬉しそうだった。
光と影:写真でもくっきり ヌエボ橋は高さ100m ロンダ市役所
サンタ・マリア・ラ・マヨール教会 巨大な聖歌本を展示してある マリア様


2002年12月05日(木)晴れ 最高16℃
グラナダ〜ミハス(スペイン)

今日は午前中グラナダの世界遺産「アルハンブラ宮殿」を見学.。青空の広がるグラナダからはすぐそこにシエラ・ネバダ山脈が真っ白い姿を見せていた。ホテルの出発時にスキーの板を持った人が出て行った。約1時間行けばスキーが出来ると言う。アルハンブラ宮殿ではまた子猫たちが待っていてくれてた。宮殿の中は温度が下がり、吐く息も白いくらい寒かった。日本人以外の団体はいなかった。お昼頃、ピカソの故郷マラガを抜け、地中海側の丘に広がる白い家の並ぶミハスへ。昼食後の1時間半のフリータイムに、今日は久々に四角い闘牛場へ行ってみた。入場は3ユーロ。最近ここで日本人がデビューしたようだ。応援したい。写真の影はミンメイのもの。高級リゾート地のマルベーリャに17時に到着。リッチな人たちのクルーザーが停泊しているヨット・ハーバーまで散歩した。海鮮レストランが並び、高級ブティックもある。そして、スペインで最大ではないかと思われるデパートもある。1フロアーを歩いているだけで疲れたので、ホテルへ戻って来た。今夜の食事はブッフェなので自由とした。20時15分に行くとほとんどの方々が食事中だった。食後はカジノへ。お客様から25セントのコインをたくさんいただいたので、スロットマシーンに挑戦。結果は言わずと知れたもの。
アルハンブラ宮殿の中庭 アーチの美しい装飾 壁のイスラム語
ミハス:ほこらのマリア様 ミハスの珍しい四角い闘牛場 ミハスの街並


2002年12月04日(水)曇りのち晴れ 最高16℃
コルドバ(スペイン)


世界遺産のコルドバの旧市街
今日は混乗バスにて、セヴィリアからコルドバへ入った。
人口31万人の地方都市で、11世紀の城壁が今も残る静かな街。
13世紀にキリスト教徒がこの街をその手に奪い返したが、
今でもイスラムやユダヤの伝統などすべてを拭い去ることは出来ない
ようだ。重なるアーチがきれいなメスキータ(モスク)は、最初はキリスト
教徒の教会で、それがモスクになり、最終的にはカルロス5世に
よりモスクの中央をカテドラルへ大改造した。内部は複雑ではあるが、
入場の時にもらう内部の地図に色別で拡張が記されていて、わかりやすい。
グアダルキビール川より望む街 メスキータ外観 ミナレット
メスキータ内部
2重の2色アーチが特徴
ユダヤ人のパティオ 花の小道から
見えるミナレット


2002年12月03日(火)晴れ 最高16℃
セヴィリア(スペイン)

アンダルア最大の街セヴィリアはフラメンコの本場で、画家のベラスケス、ムリーリョの生地でもある。ビゼーの「カルメン」、ロッシーニの「セビリアの理髪師」の舞台としても有名。そして、スペイン最大の大寺院カテドラルがある。今日は10時出発で、ゆっくりと市内観光に出かけた。まずは1929年に開かれたスペイン・アメリカ万博の会場スペイン広場へ。建物全体が扇を広げたような形をしているのが特徴。中央に噴水があり、市民の憩いの場でもある。建物はイスラム様式で長さ200mに及ぶ巨大なレンガ造り。スペイン各地の歴史を描いたタイルや、池に架かる橋の陶器製の手すりも面白い。その後、ムリーリョ広場で降りて、後は徒歩観光。サンタクルス街はかつてユダヤ人街であった所で、迷路のような曲がりくねった道が続く。白壁の家が軒を連ね、パティオ(中庭)を眺めながら進む。この地区に画家のムリーリョが住んでいた。窓から犬が吠えていた。オレンジを街のあちこちで見かけるが、1/30,31に市の職員が収穫して、イギリスのエリザベス女王にマーマレードを作り、プレゼントする話は興味深い。カテラルはイスラム寺院の跡地に15世紀初めから1世紀をかけてつくられた教会。ガイドさんの話では世界で3番目に大きな教会と言う。他にもそのように紹介された教会があったような気もする。内部には王室の礼拝堂やゴヤ、ムリーリョの絵画などもある。そして、コロンブスの墓もここにある。ドミニカ共和国にもお墓があり、DNA鑑定中とのこと。結果が楽しみでもあり、不安でもあるセヴィリア市民。ヒラルダの塔はセヴィリアのシンボルとも言われ、12世紀末のイスラム教のミナレット(祈祷塔)だった塔。98mあるこの塔には階段がなく、緩やかなスロープとなっていて、馬でも駆け上がれるようにつくられている。ここで、もうすでに13時となり、フリータイムとなった。カテドラル広場の馬車は40分、30ユーロ。お客様と3人で乗ってみた。今朝の観光コースを回るが、ひずめと鈴の音が公園の落ち葉を踏む音と合って、いい気持ちだった。中華の昼食後、カテドラルのすぐ横にあるアルカサールへ久々に入ってみた。12世紀末イスラムのお城として建てられたが、後年キリスト教王によって改修された。イスラム教とキリスト教、二つの文化が融合した典型的なムハデル様式建築で、特に天井などが見ごたえがある。日向と日陰の温度差がかなりあった今日。午後はフリータイムで、夜はフラメンコを見に行くことになっている。
 リャドロの人形 サナンタクルス
の街中で窓から
吠える犬

町中のオレンジは市が
管理
1/30、31収穫
タイルの修復をした
我々のガイドの
北原さん。時々
日本のTVにも出演
スペイン広場の中央部分 池の手すりから 修復後のきれいなタイル画
北原さんの仕事部分
大聖堂 大聖堂内部 ムリリョの大きな絵がある
アルカサル(王宮) ムデハル様式建築の内部 中庭の池


2002年12月02日(月)晴れ 最高20℃
バルセロナ〜セヴィリア(スペイン)

見学:毎日、9時〜14時、14時までは入場可能。オーディオ・ガイド付きで、大人10ユーロ
同じ写真を「世界遺産」へ。.
特別公開中のカサ・バトーリョ 曲線の美しい窓とバルコニー 下から見上げる
窓が大きく内部はかなり明るい 左の部屋の中
内部撮影禁止のためパンフレットより
天井のランプは竜巻をイメージ
(パンフレットより)

2002年12月01日(日)曇り 最高15℃
バルセロナ(スペイン)

今日は朝から曇っていたが、考えたほど寒くはなかった。ガウディ生誕150周年にバルセロナに来れたことがとても嬉しい。最初にモンジェイクの丘に登り、バルセロナ全景を見た。丘は1929年の万博、1992年のオリンピックで燃えた場所。「旅の事件簿」の「死んでもいいと思って来た」お客様がいらした青森の方々とオリンピック観戦に来たことを思い出す。遠くにサクラダ・ファミイリアやカテドラルが見える。港にも大型客船が入港していた。そこからコロンブスの塔など眺めながら、バスは日曜日で静かな市内を走る。町の中心のカタルーニャ広場へ続くランブラス通りは、賑やかだがすりやひったくりの多い所。そしてグラシア通りはガウディ建築の世界遺産カサ・ミラやカサ・バトリョなどがあり、ロエベなどの高級ブランド店がある。世界遺産「グエル公園」は未来の住宅地を構想して建築が進められていたが、資金面での問題もあり、工事が中止された。その跡を公園にしたようだ。その時出来上がっていたのは2つの住宅。1つは今では博物館となっているガウディが住んでいたピンクの家。その後はサクラダ・ファミリアへ。1882年着工だが未完成なので、まだ教会として機能はしていない。路面電車に跳ねられて亡くなったガウディは、この教会内に住み込み、すべてをかけていた。来るたびに工事の進みがわかるのは嬉しい。最初に訪れた時より、着実に内部が変わり、新しい壁が増えている。街の中心のカテドラル広場は、時期的にクリスマス・マーケットになっていた。それでも、地方から来た観光客が小さな輪を作り、サルダーナを踊っていた。土曜と日曜の午後、誰でも参加できるので、今度時間があれば是非参加したいと思う。
午後はオプショナル全員参加で、モンセラートへ。こちらは10年ぶりくらいと思う。バルセロナから北西へ53km。モンセラート「のこぎり山」と呼ばれるこの奇妙な岩山の中腹に、ヴェネディクト派の修道院がある。ここだけが平地となっており、ホテルもお土産屋もある。11世紀から造られた修道院は、残念ながらナポレオンによってほとんど壊されている。こちらのお宝は「ラ・モレネータ」と呼ばれる黒いマリア様像。生まれたキリストを膝の上に置いた像だが、ナポレオンが来た時には隠されており、略奪を免れた。もし、見つかっていたら、今ごろはルーブル美術館の中か。今日は霧で山は覆われていた。それが、神秘的でいかにも聖地という感じ。
夕食はフリーだったが、2組に分かれて、レストランへ。私は今夜は最初にお声をかけていただいた4人のお友達グループのご招待を受けた。バルセロナでは一番有名な高級レストラン「Botafumeiro」へ。いろんな著名人が来るこのお店は海鮮料理が美味しい所。このレストランは何回か来ているが、久しぶりに来たので、右のお皿に乗っている前菜のウナギの稚魚のサラダを注文してみた。見た目は気持ち悪いが、食べてみるとシコシコしていて、美味しかった。初めて食べてみたが、これはおすすめの一品。他にメインはお魚とサーロインステーキ。しかし、何にしても量はかなり多いので、日本人なら二人で一皿で充分。ここは外れはないので、安心してご案内出来る。ビールで乾杯して、その後はウィスキーとなり、ハイテンションに。食事が終わる頃にギターを抱えた二人のミュージシャンが着たので、40年前に流行ったと言うお客様リクエストの「○○?ムーチョ」を歌っていただく。もう一盛り上がりしてタクシーで帰って来た。とても楽しい一時だった。お客様に感謝。
グエル公園 公園内のガウディの家 トカゲの泉の前にある犬?
サクラダ・ファミリア 新しく増設された部分 完成した内部の一部
カテドラル広場のクリスマス市 かわいらしい木のサンタ サルダーナを踊る人々
モンセラートの岩山に霧がかかる バジリカの正面の彫刻が見事 12世紀の回廊と僧院
ラモン・リュルの記念碑 1927年作の十字架 お祈りに来ていた?


2001年02月18日(日)晴れ 最高20℃
マドリッド(スペイン)
日曜日は無料?!冬場の美術館、博物館案内
プラド美術館日曜日無料09:00〜14:00、ベラスケス、ゴヤ、エルグレコなど
ソフィァ王妃芸術センター日曜日無料10:00〜14:30、ピカソ「ゲルニカ」など
王宮(公式行事がなければ)09:30〜14:00 個人900ペセタ

2001年02月16日(金)晴れ曇り小雨 最高10℃
ミハス(スペイン)

地中海から少し山を登ると白い街ミハス。
名物ロバタクシー1000ペセタ。
珍しい四角の闘牛場は見学500ペセタ。

マルベーリァ(スペイン)

コスタ デル ソルの高級リゾート地に来た。高級ホテル、ブテックが海岸近くに連立。ヨットハーバーには大きなクルーザーが並ぶ。たくさんの人が夕暮れ時の散策をしていた。若者より年配者が多い。ホテルのレストランも満席。夏はホテルの予約もなかなか取れないが今の時期も静かでのんしてびりいい。



夕方セヴィリアよりAVEの一等車にてマドリッドへ移動した。

2001年02月12日(月)晴れ 最高20℃
バルセロナNO.2

世界遺産のカタルーニヤ音楽堂へ行った。10:00〜15:30の間にガイドツアーで入場可。個人入場不可。しかし、今日はリハーサル中とのことで午前中はクローズ。午後13:30〜英語、14:00〜スペイン語のガイド案内が出るとのこと。時間がないので次回の楽しみに取っておくことにした。
昨日は日曜日で静かだった街も、今日はたくさんの車と人出だった。。タクシーに3回乗ったが、初乗りはホテルからは375ペセタ。街からは何故か300ペセタ・・・。地下鉄は危ないので乗らない方がいいと言われた。
ピカソも通っていたカフェ「4 Gats」は9:00〜26:00オープン。食事はカフェの奥のレストランで昼:13:00〜16:30、夜:19:00〜25:30 日曜日の昼はクローズ。


2001年02月11日(日)晴れ 最高20℃
バルセロナ(スペイン)
半袖Tシャツの人もいたほど暖かい日だった。5月の陽気らしい。
今日は日曜日でSHOPはほとんど閉まっている。
カテドラル前ややランブラス通りにはたくさんの人が出ていた。


カテドラルは13〜15世紀頃建てられた。完成まで150年もかかっている。その後も手を加えているため、現在の姿になったのは今世紀になってからと言われている。

カテドラル前の広場ではちょうどサルダーナの踊りを観光客も混じって踊っていた。サルダーナ:土曜日17:00〜(夏記)と日曜日12:00〜。カテドラルの右手にはフレデリク・マレー美術館がある。14世紀建てられた旧王宮の一部を利用オープンしている。

カテドラル前のフリーマーケットではふくろうの置物、蜂蜜、雑貨、アロマ原油、アクセサリーなどが売られていた。


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