インド
2003年09月14日(日)曇り、スコール、34℃
デりー(世界遺産へ)
今日は朝5時半のモーニングコールで、7時の出発だった。また午前中は走れ走れとデりーへ向かう。ガイドさんが毎日、朝からインドの生活、カースト制度、教育、結婚などの話してくれた.。カーストは大きく分けて、4つあるが、その中でもまた更に細かく分かれて5800以上あるようだ。そして、名前の最後にはカースト名が必ず付くので、その人のカーストがわかる仕組み。結婚も中々難しい。女性は選ぶ権利はほとんど無く、恋愛結婚もほとんど無し。男性は顔を見に行き、断ることは出来るらしいが、女性は親が決めた男性に嫁ぐしかない。「女盗賊プーラン」の実話を思い出し、質問してみた。あのようなことは実際あったと言う。彼女は2年位前に暗殺されたらしい。知らなかったので、かなりショックを受けた。まだ見ていないが、映画にもなった女性で11歳で無理やり家のために嫁がされたが、逃げ帰って来る。そして、馬鹿にされ、その村人達にレイプされた。それを警察に訴えたがそれはカーストのせいもあり、無視され、逆に裸で村中を歩かされる。そして、彼女は逃げ出して、盗賊の仲間に入り、復讐を企てて実行。何人もの人を殺害したのだ。その彼女が最後には議員として活躍するまでになる・・・今は友人に貸したままだが、もう一度あの本を読んでみたいと思った。インドは文盲率40%。その中の70%が女性と言う。まだ義務教育制度はない。女性にとっては社会進出も難しく、大学まで行くにはカーストの上部の家庭に生まれた子供だけ。 昼前、世界遺産のクトゥブ・ミナールに着いた途端、土砂降りスコールとなった。傘を出していただき、見学に行く。私はカナダのナイアガラの滝のあの霧の乙女号の青いビニール・コートを着た。いつかのためにといただいた物を使わずにしまっておいた物。しかし、遺跡どころではない。靴の中までびしょぬれとなって戻って来た。見所の塔(ミナレット)も逆光と雨で目でも確認が難しいくらい暗くなっていた。中華の昼食時にも雷が鳴り、大雨となり、お店の前は濁流の川となった。食後はバスまで飛び石を3個置いて頂き、何とかバスに戻れた。雨季なので、覚悟はして来たがスゴイ。前の日まで雨が降らずにいたが、まとめて今日降ったようだ。今回のハイライトである昨日のタージマハールの見学の時でなくて本当に良かったと思う。それから、ラクシュミ・ナラヤン寺院(靴やソックスを脱ぐ)で濡れた大理石の上を歩き、左上の画像のインド門では猿回しに会い、小雨の中マハトマー・ガンジーのお墓参りに行った。最後は湿気で暑くてムシムシする中、世界遺産のフマユーンの墓へ。透かし彫りの窓がきれいだった。 今日はドクターのお母様がお疲れが出て来たようで、朝からご気分が悪そうだった。若い人もグッタリなのだから、本当に辛いだろう。終日まったくご見学もせずにバスにお残りになり、やっと飛行機にも搭乗された。ドクターもご心配だったろうと思う。それでも、お腹を壊す人も無く帰国出来て良かった。5星のホテルでの食事でも、皆さんが充分気を付けていらした。初日にご案内した、カットして出されたフルーツや生野菜、朝のジュースにも氷など入っていたら、飲まないようにされていた。 もっと時間がほしかったとはドクターも同意見だったようだ。忙しく見物するだけで終わった旅で、バザールへも行けなかった。チャンスがあれば、ベナレス、仏陀の里、、アジャンダー、ウダイブル、ダラムッシャラーにも行ってみたい。宮殿列車にも乗ってみたいと思った。 |
今にも崩れそうな家もたくさん | 村の商店は屋台が多い | バナナは1本が1ルピー約3円 | 世界遺産:クトゥブ・ミナール |
ラージ・ガード(ガンジーの墓) | ガンジーのお墓に参拝する人々 | クトゥブ・ミナール内の建設途中で断念の塔 | クトゥブ・ミナールのきれいな柱 |
珍しい女子学生? | 世界遺産:フマユーンの墓 | 写真撮影していた女性 | きれいな透かし彫りの窓 |
道路の中央分離帯で寝そべる牛達 | 街の様子 | 街を走るオート・リクシャー | 来年度の世界遺産:ブラーナー・キラー |
2003年09月13日(土)晴れ、34℃
アグラ(世界遺産へ)
今日も朝5時に起き、6時40にホテルを出発。途中でバスの下で何かがぶつかり合っていて、鈍い音がしていたので、田舎の村の近くでSTOP。村から針金をもらい、紐も使い、動かないように固定する。少し動いた先でもまた同じ音がしてSTOP。そこで先生の提案で、応急処置に包帯と三角巾が大活躍。小児科のドクターはポラロイド・カメラ(画像も保存可能)を持っていらしてて、村から眺めに来た子供達の写真を撮っては配布されていた。クリニックの待合室に飾る写真をお撮りとのことだった。毎年、職員旅行をされ、その時に必ず子供たちの写真撮影をされているようだ。 ジャイプールからの道は洪水のために所々大きな穴があり、アグラまでかなり時間がかかった。道中の村ではバナナを販売しているリヤカー・ショップ、自転車の修理屋さん、青空床屋さんなど、見えた。そして、敗れたテントに住む人々もたくさんいた。どこもアジアの地方の貧しい暮らしぶりは同じ。お金があっても不幸な人はたくさんいる世の中で、それが幸せか不幸かどうかは本人のみ知るところ。 今回の世界遺産は2日で5ヶ所を巡る。今日は3ヶ所を巡る日だった。午前中にファティプール・シクリ、午後はあの世界一大きな大理石のお墓タージマハールを訪問するため、皆さんワクワクしていらした。そして、アグラ城も今日のコースに入っていた。ホテルは静かで素敵な宮殿だった。遅めの昼食後には広いお庭のテラスで「チャーイ」を楽しんだ。15時からまた観光へと繰り出した。夕方、長い道のりを車に振られて、5〜6時間。そして、世界遺産3ヶ所・・・もう皆さんクタクタでホテルへ入り、食事と民族舞踊をご覧になり、早々とお部屋へ引き上げられた。私は日本人も多いこのホテルのビジネス・センターで、日本語をダウンロードして、掲示板を覗いてから、部屋へ戻った。 ★毎日の画像で街中の様子などの不鮮明、焦点があっていないのは、ほとんどバスの窓からの撮影。 |
バスの周りに寄って来た子供たち | テント生活者 | 自転車の修理屋さん | バナナ売りと馬車 |
世界遺産:ファティプール・シクリ | ムガル式都市 | きれいな彫刻の柱の飾り | 熊回しがいる |
タージマハール入口 | 世界遺産:タージマハール | 牛が街中を歩く | 悠々と歩く牛 |
耕運機の修理をしている | 村から出て来たサリーの女性 | 子供たちの明るい笑顔 | 孫を抱く女性のサリーもきれい |
世界遺産:アグラ城入口 | ディワーニ・アーム謁見室 | ペルシャ様式のアーチ | アグラ最大のJAYPEE ホテルの 中庭と池、奥はプール |
2003年09月12日(金)晴れ、34℃
ジャイプール
今回は小児クリニックの職員旅行で10名様で買取の主催旅行。旅行で知り合った名古屋のご夫婦と、先生のお母様もご参加。何かあっても安心のドクター&ナース付きで、私の方がお世話になってしまうかもしれない。今朝は5時モーニング・コールで6時半には出発した。5星のホテルでもこれではもったいない。2時間少し走り、トレイストップ。道のそばにテントを張り暮らす人々もいる。地方から出て来たばかりの人達。男性は遊んでいる。女性はきれいなサリーを着たまま、石を運び、レンガを積んで、朝の7時から仕事をしている。マキを頭に乗せて歩く女性も見た。家畜用に頭の100倍くらい大きな青草を乗せて歩いているのには驚いた。昼頃に、ジャイプール手前のアンベール城へ入った。丘の上にあるために、象に乗って行く。バックパッカーの日本人が歩いている。観光客はインド人と日本人だけ。英語を勉強したが夏は休みとなるために、雨季の夏にも日本人がやって来るのを見て、日本語を勉強。今は年中仕事があると嬉しそうに言うガイドさん。、同じ満席の飛行機で夕べ着いたグループばかり。城の中は広く、きらびやかな宮殿生活の話をガイドさんがしてくれた。その後、ホテルにて遅めのランチ。1度お部屋に入り、午後の観光へ。ジャイプールの街は「ジャイの町」と言う意味で、ジャイはマハラジャの名前。人口が350万人。ピンク・シティとも言われているが、確かに壁の色がローズ・ピンクの色をしている。牛も道路で悠々歩いている。豚もいるし、ヤギも家の塀を歩いている。サルもリスも孔雀も見た。一番驚いたのは、インドにもラクダがいて、たくさんラクダ車として働いていたこと。340万人もの大都会の中央で動物と共存しているのが、日本人には不思議。天文学者だったマハラジャは街に天文台を造らせた。太陽の光で時間を計る観測器が並んでいた。切り込みの入った半球体、12の正座別の日時計など。その後は牛の横を通り、サルのいる木の近くのサイの門からシティ・パレスへ入って行く。内部には、衣装、、武器、織物博物館などがある。世界一大きなの345kgの銀の壷があったが、これは1901年にマハラジャがイギリスへ行く時に、ガンジス川の水を持って行ったもの。左上はチャンド・ポール門と城壁。今日はスコールもなく雨季にしては雨も振らずにラッキーだった。 |
象に揺られて上る。4人乗り | アンベール城 | 柱の彫刻が美しい | 壁には彫刻とガラスが入っている |
ペルシャ様式の柱 | 城からの眺め。山には城壁が続く | 下の街を眺めるインド人カップル | デザートのグラムジャム |
シーシュ・マーハル | アンベール城の後ろ手の山にある ジャイガル・ファオート |
レイク・パレス(水の宮殿) | シティ・パラスの門近くに猿がいた |
天文台 | 半球体の観測器 | 街の様子 | ハワ・マハル(風の宮殿) |
リクシャーの後ろに子供がひっついて いた。二人乗りだが、いつも 5〜6人は乗っている。 |
オート・リクシャーは自動三輪車に 座席を付けた二人乗りだが、乗れる だけ乗るので、学校帰りの子供 たちなら、20人くらいは乗っている。 |
ジャイ・マハール・ホテル |
広い庭園が素敵なホテルで、 夜は20時30分より、民族舞踊が テラスで始まる。 |
ロビーのある部分 | 部屋の内部 | 外には観光用のラクダ車があった | ドア・ボ〜イさん |
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