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2003年09月02日(火)晴れ 20℃
8/29ツェルマット〜インターラーケン〜8/31グリンデルワルト〜9/2ベルン

今回は4日間(ツェルマットとグリンデルワルドのホテル)アクセス不可能で、画像だけをフリブールでUPした。その分はしっかり睡眠が取れたので、スイス内はずっと元気だった。ツェルマットではお天気が今一つでハイキングも霧で出来ずに降りて来て、解散した。左の画像はツェルマットの教会の前のモーマットの噴水。この日は登山電車の中から左右に7匹も見た。夕食はフリーだったので、食事前にと少しのつもりがそのまま眠ってしまい、10時間も眠ったようだ。ツェルマットから1つ下のテッシュ駅まで電車で移動して、迎えてくれたバスがあの有名な「歌うドライバー」サムさんだったのは嬉しい。まずはご挨拶代わりにバスの中で上の両棚の淵を掴み、クルリと1回転。それから、カートレインに乗車前にはバスの横で、スイスの大きな国旗を振り回し、上へ投げてはキャッチ、皆を楽しませてくれた。カートレインの中では「エーデルワイス」を歌い、カートレインを降りると250年前の家の駐車場で、バスから3つに分割してあったホルーンを組み立てて、ご披露。皆で代わる代わる吹いては大笑い。1回ですぐに出来る人と、何度やっても出来ない人がある。私は以前ジュネーブのレストラン「エーデエルワイス」で初めてなのに、うまく出来た経験あり。しかし、この日は1回目は「ぶぉ〜」と変な音がして大失敗し、皆さんに大笑いされたが、2回目には「パオ〜ン」といい音が出て、拍手喝さいだった。インターラーケンではフリータイム中にヘーエ通りから一瞬だったが、ユングフラウが見えた。翌日、グリンデルワルトからは快晴の中を登山電車でユングフラウ駅に到着。3400mのこの駅にあるレストランで食事して下りて来た。下りる時はもう真っ白となっていて、残ってゆっくり見ようとしていた方はまったく見えなかったとのこと。本当に山の天気は変わりやすい!ここのヨーロッパで一番高い地点の郵便局から投函すると消印にちゃんと「3454m」の文字とここらアレッチ氷河の絵の消印が押されて届く。グリンデルワルトには15時前に着いたので、皆でグレッチャー・シュルフトへ行った。バスで10分くらいの終点まで、団体料金で一人6スイスフラン。入場料も団体割引で3.75スイスフラン。内部は切り立つ崖の間に流れる氷河からの川沿いを約1km歩くコースで、同じ道を通り戻って約45分。台湾のタロコ渓谷のようだった。川にはまだ溶けきっていない氷河の欠片も流れていた。途中の高い崖の上から流れ落ちる滝が目を引く。バンジージャンプもやっているが、125スイスフラン(10000円)は高い!バスはたくさん走っていないので、戻ったところのホテル&Cafeでゆっくりしていた(往復の切符代も払い済みだったので)が、街までは30分くらいで戻れる距離。9/2は皆でフィルストまでゴンドラで行き、頑張れる人はバッハアルプ湖まで、ハイキングした。通常は片道50〜60分だが、のんびりして歩いたいたら、往復2時間半はかかり、昼食が忙しかった。しかし、フィルストからの眺めは素晴らしく、アルプスの山々の雄大で美しい風景にうっとり。しかし、草を食む牛達が迷惑そうにこちらを眺めている。彼らのテリトリーを犯してハイキングコースが造られている。近くの山からはたくさんの色とりどりのスカイ・ジャンパーが飛んでいるのが見える。夢の一つ・・・スイスのアルプスへ向かって大声で「ヤッホー」。ふと思い出して近くにいた方々に「ヤッホーって叫んでみたくないですか?」無理やりだったのかもしれないが、同調され5〜6人で叫んだ。ハイキング中のの人達に笑われたが、、再度皆で「ヤッホ〜〜〜!」 本来はこのコースは16時までフリータイムだったが、手配会社に電話して変更した。ベルン宿泊のコースだが、ホテルが取れずに、お隣のフリブール泊となっていたので、14時半出発に変更して、世界遺産ベルンでフリータイムを取ることにして、喜ばれた。ベルンではフリータイム中にデジカメを落として、壊した(T・T) フリブールではホテルへチェッイン後、さっとお客様を誘って、旧市街へ繰り出した。夕食まで忙しかったが、セント・ニコラス教会と、フランス語とドイツ語を分ける川、そこにかかる家の付いた橋(カペル橋みたい)を見た。きっと最初で最後のフリブール泊&観光。デジカメがないのが、痛い!9/04はベルンへ戻り、このコース初めてのプロのガイドさんがご案内。ほぼ前日と同じコースを歩くが、気分的にも余裕があって、よかったと言われた。こんな素敵な街で2時間だけの観光では消化不良を起こすだろう。バラ公園からの景色は夕方と朝ではまったく違った。
ツェルマット駅前 街中・・・これでもメインストリート ねずみ返しの穀物庫と教会の塔 マッターホルン(壁の写真)
カートレインに乗車中に
隣を走る列車
最前列に乗ったカートレイン 良く目にするきれいな
ブルーバープルの花
トゥーン城も見えるトゥーン湖畔
歌うドライバーのサムさん この派手なバスに乗っている バスの前方、一応ベンツ車 250年前建築の家
フィルストへの駅前 片道30分のゴンドラ48ユーロ フィルストの駅、初心者コースのため、
軽装の方も。乳母は坂がきつそう。
フィルストからの眺め
バッハアルプ湖は大小2個ある ハイキングコースは牛の放牧場 道端の牛達 2300mに4日前の新雪が残る
グレッチャー・シュルフト 崖の間を縫う川と人口の歩道 氷河がそのまま流れている 100m以上はありそうな滝
ベルンの中央の牢獄塔前の広場 牢獄等 スイスの首都ベルンの国会議事堂 窓辺の花が見事!


2003年08月28日(木)晴れ 25℃
ピラトス

朝、8時半に出発して、ルツェルンの市内を簡単に散策後、2132mのピラトスへ登った。魔の山と恐れられていたピラトス山には、今では登山電車で登ることが出来る。ルッツェルン湖畔のアルプナッハシュタッド駅から30分。世界一の急勾配の登山電車と言われる赤い電車は、48%の角度で登って行く。竜が住んでいるとも、妖精がすんでいるとも言われたこの山は、名キリストを処刑したピラトに由来する。皇帝シベリウスに捕まったピラトはのどを刺し、自殺するが、その時に彼の霊がこのアルプスの山を駆け巡ったと言われ、登山は禁止されていた。1859年に音楽家の ワーグナーも訪れている。その後にイギリスのヴィクトリア女王、スペインのドン・カルロスなどは馬に乗り登り、アルプスの360度のパノラマを楽しんだ。昼食の後、フリータイムを取り、逆のゴンドラに揺られて降りて行くと、途中の駅で4人乗りのゴンドラに乗り換え、クリエンスと言う駅でバスとミートして、ルツェルンへ帰って来た。
日本語の地図兼案内書が駅にあるのにも驚いた。
山頂からのルツェルン湖 ホテル&レストランがある山頂 日本語で48%世界一の急勾配と
書いてある赤い電車




2003年07月05日(土)晴れ 
ジュネーブ

モンブラン 4807m
Kさん、飛行機内から撮影

今朝は5時に起きた。まだ薄暗かったが、夜明けとともに青空が広がってきた。2名の現地手配だけでご参加の方のお見送りを受けて、5時45分にバスは出発した。ドライバーさんにお願いして、ホテルから街を抜けるコースを変更。レマン湖畔から空港へ向かってもらった。湖の向こうにははっきりモンブランが見えているはず・・・自信たっぷりにご案内。皆様大型バスの中でカメラをもって右往左往される姿が嬉しい。昨日の雨や霧はどこへ行ったのだろう。3大北壁は見えなかったが、結局は遠目にでも3大美峰を見ていただけたことになる。空港ではチェック・インの時に「モンブランの見える方に5席」をリクエスト。機内では皆さんの席の方から遠くにモンブランなどアルプスの山々がきれいに見えていた。写真をすぐその場でPCへ保存させていただいたので、上にUP。ロンドンにはほぼ定時に到着。皆様そわそわ・・・「時間とお天気によっては空港近くのウィンザーへご案内しますね〜」それが実行に移せそうだ。機内ではすでに入国カードを書いていただいていた。「それ〜っ」とばかりに皆様急ぎ足になっている。75歳の方を気使い「みなさ〜ん、大丈夫ですから、そう急がないで〜、興奮しているでしょ〜?!」に苦笑して振り返る英国初体験のお二人。空港からウィンザーへのタクシー代がかなり高いのは知っていた。値段確認をしてから了解を得、両替していただく。公式ロンドン・タクシーのウィンザーへはメーター無しで、46ポンド(ほぼ9000円)と決まっている。荷物もあり、チップを入れて50ポンド(ほぼ10000円)はかなり高い!たぶん、ロンドン市内へはメーターを動かしてその料金だけを支払うことになる。ウィンザーから拾ったタクシーは空港まで26ポンドだった。そのタクシーの運転手が「ウィンザーへは往復代を徴収するシステムになっている」と言っていた。ロンドンの友達(正式ガイド)に電話した。クィーンがいつも週末を過ごされるウィンザー城だが、今日はいらっしゃるかどうかの確認をしたかったのだ。残念ながらウェールズへいらしているとのこと、衛兵の交代式は11時からと聞いたのをお伝えする。1時間半も時間が取れて、最悪はお茶だけの予定がしっかり城内見学も出来た。そして空港へ向かい、巨大なショッピング・ゾーンのターミナル4で皆様最後のお買い物へ。飛行機はほぼ満席だったが、たまたま我々の近くの席だけが開いていて、ドアクローズの合図とともに、動いていただいた。、1人2席は確保出来て、皆でVサイン。山以外はこうして何でも付き捲っていたのを思い出した。まったくガイドさん無しのスイスのコースでは案内は大変だが、コントロールやアレンジが出来て仕事としても楽しいいろいろとあったが、今回もお客様に恵まれてとても楽しかった中々うまくこの時期にスイスの周遊の仕事は当たらないが、今回は一番いい時期でお花もたくさん見ることが出来た。感謝!



2003年07月04日(金)曇りのち雨のち晴れ 22℃
シャモニー〜ジュネーブ

今日も朝からどんよりとした雲が空を覆っていた。ゆうべも星が夜空いっぱいだったので、少し期待したが、またもや裏切られた。国境を越えて、フランスのシャモニーへ入った。左の写真のケーブルカーのチケット売り場には「視界0」と張紙があり、がっかりくる。3842mの展望台へ登ったが、すぐそこにあるはずの4807mのモンブランもまったく見えない。右の写真はエギュード・ミディの橋の上からのもの。展望台では、富山からいらした登山大好きご主人のモンブラン方向をジッと見つめる淋しそうな後姿に、熱いものがこみ上げてきた。カフェへ先に行き、モンブランの絵葉書を見ていたら、辛くて涙がこぼれた。今回はいろいろと得したことは多かったのだが、本当に山(お天気)にはついていなかった。スイスへ来て目的の山が見えないのでは話にならない。帰りは雨まで降って来た。ジュネーブへの途中で急に晴れ上がり、日差しも強くなった。しかし、10分も走るとまた雨が・・・。この変化に飛んだお天気で、傘を出したりしまったり、忙しい。ジュネーブでは市内観光はこのコースでは含まれていないが、モンブランも見ていないので、オーヴィーブ公園だけはドライバーさんにお願いして立ち寄ることにした。バラの花が満開のはずだからと思って行ったが、枯れていたり、花の部分がなかったり。きっと異常気象で先週まで毎日30℃以上で耐えられなかったのだろう。それからレマン湖畔を走り、大噴水を眺めながら、ホテルへ。私の部屋は屋根裏部屋で天井が斜めだが、大噴水の上部と湖畔に夏期だけの観覧車が見えるのは、とても嬉しい。明日は5時起きで、ジュネーブ空港へ。それからロンドンで乗り継ぎ、帰国となる。5時間あるので、同乗の2組4名様の了解を得て、時間とお天気しだいでは、空港から抜け出してウィンザーへ行ってゆっくりお茶することにした。さて、明日はお天気に恵まれるのかどうか・・・。現地手配だけの2名様は明日早いのにお見送りに来て下さるとおっしゃっていた。3組のご夫婦の仲が良くてそれだけでも本当に良かったと思う。左は夜8時半過ぎのレマン湖と大噴水。

3842地点の様子 「海老のシッポ」と
呼ばれるツララ
オーヴィーブ公園のバラ 1 オーヴィーブ公園のバラ 2
オーヴィーブ公園のバラ 3 オーヴィーブ公園のバラ 4 オーヴィーブ公園のバラ 5 屋根裏部屋からの眺め
湖畔の観覧車が見える


2003年07月03日(木)曇りのち晴れ 18℃
ツェルマット


左:モンテ・ローザ4634m、右:リスカム4527m

3130mのゴルナーグラードからハイキングしながら撮影したアルペン・フラワーをご紹介します。花の名前の空欄部分をご存知の方は番号を付けますので、メール掲示板でお教え下さい。間違いがありましたらそのご指摘もお願いします。大きさが画像ではわかりにくいですが、左の私の靴先とその先のピンクの小花を見て下さい。このような数ミリ〜数センチの小さな花たちです。岩間に隠れるように精一杯咲いているのもありました。1年の9〜10ヶ月は雪と氷の中ですが、こんなに小さくても根をはり花を咲かせている生命力の強さを感ます。
ゆうべバルコニーに立ち夜空を見上げるとたくさんの星が輝いていたので、今日のお天気を期待していたが、残念ながら天気予報は当たってしまったようだ。だんだん雲が多くなっていく。そんな中、朝食レストランへ行くのがどんなに我々は辛いか・・・。お客様のがっかりしたお顔を見て「大丈夫ですよ。この前は雨で傘差して行ったのですが、途中から晴れてきれいに見えましたからね〜」これは事実だ。どうしてこうお天気のことも自分のせいのように我々って気を使うのだろう。私はもっともっとガッカリしているのに。でも本当にお気の毒な程皆さん落ち込んでいらっしゃる。中には私の顔を見た瞬間、明るい顔をされる方もある。お互いに気を使っているのだ。しかし、お客様はそれらが目的で高いお金を出し、お休み取って来て下さっている。我々のように「また、次回は・・・」というわけにいかないので、励ましたくなるのは誰も同じだろう。
結局、登山電車でゴルナーグラードへ登っても、まだマッターホルンは姿を現さずイライラさせる。たくさんの人々が同じ方向をジッと眺めている(睨みつけている?!)姿は怖いくらいだ。それもほとんど今日しかない我々日本人。こちらのヴァカンスの方々は普通1〜3週間滞在するので、お天気がいい日を見計らって登るだろうが、我々は悲しいかな今日・・・グループによっては午前中しかないのだ。結局右肩まで出してくれて、それ以降だんだん白くなって来たので、時間通り下の駅まで下りて、ハイキングをすることにした。ハイキング・コースの旅行の方々は全員がリュックにトレッキング・シューズなので、すぐわかる。我々はただのスイス観光客。しかし、同じハイキング・コースを歩く。どこが違うか・・・主催旅行だからハイキング・コースの方は必ず雨でも曇りでも霧でも安全第一だが大丈夫と思ったら、歩く。もちろん自信が無い人はキャンセルは可能。我々の方はもともとハイキングは入っていないから、そのまま真っ直ぐ下へ降りて、フリータイムでいいのだ。ただ、お天気が良くて、せっかくだから、気持ちがいいから・・・とT/Cがお誘いをして歩くことがある。もちろん、キャンセルは可能。今日は少し無理してもお誘いして歩くつもりだった。一昨日私が企画していて楽しみにされていたハイキングが出来なかったから。今日がラスト・チャンス。前後に山岳ガイドさん付きの大きなグループがいてくれるし、何かあれば助けてくれるだろうと、出発。時々真っ白い霧が我々の前方を塞ぐ。しかし、何度も歩いているコースだから、道成に行けばいい。約1時間の間には高山植物の写真をバシバシ撮り、澄み切った池にいる小魚を確認したり・・・そして、大きなマーモットが出て来て、我々を喜ばせてくれた。ジッと動かずにいるので、岩のようだったが、声をかけたら、こちらを見てくれたので、思わず「わ〜、こっち見た、見た〜」と拍手が起こった。今日は本当に歩いて良かったと思う。初心者でも歩けるコースだから、スニーカーでも大丈夫。右下はお天気が良ければ、鏡池となり「逆さマッターホルン」が見られる池。雲が山を覆っている。チラリ岩が見えているが、今日は中々全景が現れない。左の中央はワタスゲで池の周りにたくさんあった。真っ白の綿毛が風に揺れて、ふわふわしている植物でこれは画像の中では特別大きく、高さが20〜50cmはある。
足先に咲くピンクの
1、アンドロサケ・アルピナ
2、アンドロサケ・アルピナ 3、 4、セネキオ・カルニオリクス
山ヤギがいた ブライト・ホルン4160m 5、 6、ボテンティラ・アウレ
7、 8、エリオフォルム・スケウクゼリ
(ワタスゲ)
9、レウカンテモプシス・アルピナ
(アルプス・フランスギク)
10、キルシウム・スピノシスシムム
(アルプス・アザミ)
11、、 12、ケラスティウム・ラティフォリウム 13、ガリウム・メガロスペルムム 14、、
15、 16、 17、フィテウマ・ヘミスファエリクム
(魔女の爪)
18、
19、アスター・アルピヌス
(アルプス・アスター)
20、センペルピブム・モンタヌス
(マウンテン・センペルビウム)
21、 22、レオントポディウム・アルピヌヌ
(エーデルワイス:お花屋さんにて)
23、 24、 25、 26、
27, 28, 29, 30,
ゴルナーグラード駅3130m リッフェルベルグ駅2582m ここにマッターホルンが・・・ 電車から見たツェルマット
駅前広場 お迎えのホテルの馬車 お花いっぱいの街の墓地 スイスと言えば時計
高床式のネズミ返しの穀物小屋 ネズミ返しの柱 マーモットの噴水 マッターホルンに初登頂した
エドワード・ウィンバーの記念坂
ホテルは山小屋風
和食の朝食は好評
ホテルの電気自動車
荷物や人の送迎をする
ホテルの看板犬
人懐っこくて部屋にも入ってくる
街にある犬の○ンチ袋



2003年07月02日(水)晴れ 23℃
インターラーケン〜ツェルマット

7/02 夜9時 7/03 夜8時半
今日は午前中フリータイム。昨日見えなかった3山を見に、またクライネ・シャイディックまで登山電車で行った方がいらした。真正面に3山がきれいに見えたと聞いた。トレッキング・シューズまでお持ちになった方々だから、山が大好きな様子で、今朝のフリータイムでチャンスが2回あって本当に良かった。私は他の方を10時の登山電車で裏山のHARDER KULMへご案内した。赤い可愛らしい登山電車で真下にインターラーケンを眺めながら登った。途中トンネルへ入ったり、山ヤギがいたり、ブリエンツ湖が見えたりと短い間でもそれなりに楽しませてくれた。それでも往復22スイスフラン(約2000円)は流石にスイスで、やはり他の物と同じように高いと思う。上り切って左へ約5分、展望レストランまでひんやりと気持ちのいい小道を美味しい空気を吸いながら歩く。ガーデンはお花をいっぱい植えてあり、真っ盛りだった。正面にはユングフラウが見えていたが、残念ながらメンヒ、アイガーは昨日と同じでまったく見えなかった。
午後は1時40分に出発した。途中、またカートレインに乗った。今日は最初に乗り込んだので、画像が今一わかり難いが、車ごと乗り込みこれがそのまま走るカートレインだ。左はまさにバスごと乗り込もうとしている。右が乗った所で発車前で係員さんが幅を見てくれている。これがこのまま走る。トンネルでは真っ暗になるので、ちょっと不安になるが、12分間だけの暗い中を走る遊園地の電車のようだった。
ツェルマットは日本人だらけだった。雲がありマッターホルンは見えていなかった。小雨も降って来た。諦めていたが、食後に街の教会まで行って見ると全身の姿を現せていた。そして、刻々と変る姿を見つめていると10秒で雲がかかり、20秒で頭は見えなくなった。雲の流れもかなり速い。明朝に期待したい。明日はお天気が良ければ、またハイキングを考えている。私もお花畑の中を歩きたい。この時期だからそう思ってご参加の方もあるだろう。明日こそは晴れますように!
ユングフラウ
4158m
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ユングフラウ
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HARDER KULMへの可愛らしい駅 すれ違う赤い登山電車 頂上の駅 途中のトンネル
右手に見える
ワイルド・パークの山ヤギ
眼下のブリエンツ湖 ホテルと近くの教会 頂上からのユングフラウ山
頂上のレストラン(絵葉書) 鉢植えの満開の花々 花壇に咲く白い花 インターラーケンの街


2003年07月01日(火)雨のち曇り 19℃
インターラーケン



2003年06月29〜30日(日・月)晴天 32℃
チューリィッヒ

スイスの旅は成田から4名様と始まった。BA団体へ3時間前にチャックインに行った。我々5人はエコノミークラスとビジネスクラスの中間の少し広い席へのアップグレード席がいただけた。今日はエコノミークラスが満席のようだ。機内食は変らないが、カップルシートを確保出来たのが嬉しい。しかし、遅れて出発し、到着時には出口の係員と飛行機の下に待機していたバスでコネクション・センターまで移動することに・・・。お蔭でチューリッヒ行きの飛行機に間に合った。「体だけでも乗り継げて良かったですね〜」「あ〜、良かった1泊分は手荷物にして・・・」と余裕の笑顔のお返事。実はロンドンまでの機内でも「ロンドン泊まりになったら、市内をご案内しますからね〜」と脅していたのを、ちゃんと記憶していての回答で、半分冗談と思っていて下さっているようだ。きれいな夕陽を眺めながら降りたチューリッヒ空港では、全員の荷物がスムーズに流れて来て、我々をホッとさせた。今回もついている!空港からホテルまで約20分。きれいなUSA系のホテルで、ここでも「クラブ・フロアー」をいただく。街の夜景と星空がとてもきれいな夜だった。チューリッヒとルツェルンの復習をしてベッドへ入り頭が枕に付いた瞬間眠りに落ちたようだ。
前日の夕方にはすでにチェックインされていた2名様には、夜中にお部屋のドアの下からご挨拶文とスーツケースのタッグ、明日の予定表を差し入れてあった。今朝、出発前にロビーでお会いし、6名様と8時半過ぎにホテルを出発した。まずはチューリッヒ湖が右に見えて皆さん興奮状態。そして、市庁舎(右の写真の左の建物)横でバスを降り、フラウ・ミュンスター教会へ入った。左の写真の背の高い塔を持つ教会で、853年に尼僧院として建てられ、12〜15世紀に教会として改築。1969年にはシャガール・デザインのきれいなステンド・グラスが置かれた。メインのバーンホフ通りまで歩き、すでにバーゲンセールをしているお店を眺めてから、約1時間フリータイムとした。湖へ行かれた方、駅へ行かれる方もあったが、私はまだ内部見学をしたことのないグロス・ミュンスターへ行ってみた。11〜13世紀に建てられたロマネスクの教会としてはスイス最大の教会で、ジャコメッティのステンド・グラスがあることでも有名。彼の彫刻は大好きであちこちで見ているので、そのイメージで入って驚いた。彼が強烈な赤を使っているとは・・・シャガールは1枚づつ違う色のグラスを使っているが、ジャコメッティは3枚のグラス全部が赤だった。これに関しては勉強不足でどうしてこのような色使いなのか、調べてみたい。集合前のトイレは市庁舎の内部の左奥を使わせてもらった。大団体では断られる所。
明日のお天気が心配だったので、運転手さんにお願いして市内を一回り、ヘーエ公園の奥のきれいなユングフラウをカメラに収めていただき、ホテルへチェックインとした。久々のこのホテルは5星で、オスト駅に近くて嬉しい。部屋もリニューアルされていて、きれいになっていた。
夕食時に雨が降って来た。明日のお天気はどうなるか・・・。夕方、駅へ行き、明日のクライネ・シャイディックからハイキングを考えて、チケットを変更して来た。そして、お天気だったら、グリンデル・ワルトからフィルストへも行ってみようかと考えている。どうにか晴れますように!
フラウミュンスター内 シャガールのステンドグラス マリア様とキリスト エーデル・ワイス
グロスミュンスター ジャコメッティのステンドグラス 教会内部 バルコニーの花もきれい
な 5星ホテルに2泊!



2003年02月09日(日)晴天
インターラーケン〜ユングフラウ

昨夜、窓から覗いた空にオリオン座を見た。期待してベッドへ入ったが、今朝は窓から雲が見え、がっかり。しかし、ホテルを出る頃にはすっかり晴れ上がり、真っ青な空に変わっていた。5名様全員目が輝いていた。「このためにこのコースを選んだから、晴れてもらわないと困るわ」前の月曜日〜水曜日まで、毎日雪が降り続き、登山電車が全線不通となっていたようだ。金曜日まではグリンデルワルト周りの往復のみ。昨日から全線開通した。我々はとても運がいい。サン・モリッツでウィンター・スポーツの大会があり、そちらのスキー場が使えないので、皆こちらへも流れて来ているようで、かなりの人出だった。周りは老若男女全員スキー、スノボー、ソリを持って乗って来る。ラウター・ブルンネンで見えるシュタウバッハの滝がすっかり凍っていた。右の写真は橋の上からの絶好のシャッター・チャンスに撮ったのだが、出来栄えは今一。ユングフラウ・ヨッホ駅では観光客が少なかったので、1時間のフリータイムでも皆さん有意義に過ごされていた。昨日の私の話を聞いていらしたので、せっせと絵葉書に記念スタンプを押し、切手を買って、日本の郵便ポストへ投函されていた。私は何と・・・アドレス帳を忘れて来たので、ここでは絵葉書だけを書いて終わった^^; 夜はフリー食だったので、お声をかけて、皆でチーズ・フォンデュを食べに出かけた。ラクレットもおすすめした。レストランによっては溶かしただけで持って来てくれる。ここは少し焦げ目を付けてくれるらしいが、ちょっと焼き過ぎて、テーブルに届いた時にはほとんど固まっていた。それでも楽しくお別れ会の最後の晩餐は終わった。明日、2名様は長崎へ、1名様は名古屋へお帰りになる。私は新婚さんのお二人とパリへ飛ぶことになる。もう明日はどんな天気でもいい、飛行機だけは飛んでほしいと思う。今日のお天気に感謝!
レストランからの眺め スフリンクス展望台
レストランのお盆の写真より
ユングフラウ:4158m
クライネ・シャイデック 昼食のソーセージと名物の
リュースティ(ポテト炒め)
アイガー北壁の中の
ウィンドーから見える山々
赤ちゃんを背中に乗せてスキー 電車の前にはスキー板などの
ストック車が付いている。
クライネ・シャイデック駅の前
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