旅の空から
ライン
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中国
2006年の中国

2002年10月18日(金)曇り時々晴れ雨、28℃
桂林

金木犀の香る桂林は世界中の人がやって来る街。60万人の人口を誇る街は想像以上の観光都市だった。夜のイルミネーションはまるでクリスマスのようにきれい。もちろん、観光のハイライトは漓江下り。墨絵の山水画の世界を体験できると人気のコース。桂林から25km南下した竹江まで舗装された道をバスで約40分。そこには13隻の船が待っていた。今日は水量が少ないので、30分早い9時出港だった。イタリア人、オレゴン州から来たアメリカ人も同じ船だった。以前の記憶だと窓もなく、吹きさらしの船だったが、クーラー付きの2階建てで、デッキが2階と屋上にあった。テーブル席でおしゃべりしている余裕はない。皆3階へ上る。それは出港してから5分後には見所の一つがあるから。サン○リーのウーロン茶のCMの場所はちょうど昼食の時間だった。今日はすっきり晴れてなくて、本当に霞みがかかった墨絵通りだったのには、逆に皆様に喜ばれた。のどかな田園風景と奇妙な山峰。川では水牛も鵜飼も見ることが出来る。少数民族の村も見えた。陽朔で船を降りた。約4時間半のクルーズはあっという間だった。満足そうなお顔が並ぶ。今夜は上海への飛行機が最終便で時間があったので、OP桃源郷を設定。全員ご参加だった。2年前に出来た桂林では3大お勧め観光(漓江下り、蘆笛岩、桃源郷)の1つとのことで、不安ながらも行ってみた。それはよく出来た中国の少数民族のテーマパークだった。ディズニーランドのカリブのクルーズ?中国版。船で巡り、ほとんど歩かないし、60分もあればOKなので、疲れなくてとても好評だった。これはお勧め!下の12枚の「漓江下り」の写真はクリックすると拡大できる。
今夜、桂林空港から最終便で上海へ行くことになっていた。案の定、遅れて飛行機がやって来た。それから乗り込み、上海空港へ着いたのは日が変わり19日の00:30だった。それからBGGをピックアップして、バスに乗りホテルへ向かった。ホテルに到着したのは2時。皆様かなりお疲れだった。そこで事件が・・・「旅の事件簿」へ。
桂林動物園のメイメイ(美々)
32才(人間なら99歳)
桃源郷からの眺め グループで船を貸し切り出発
20人は乗れそうな船 少数民族の家、踊りで歓迎される 風の橋

★下記の写真は「漓江下り」です。クリックすると拡大する予定(^^ゞ。
サント○ーのウーロン茶のCMの場所は食事中に通過しました^^;

2002年10月17日(木)曇り時々雨、24℃
桂林

8月に続き、また中国へやって来た。お客様は9名様。街で最高級の5星ホテルに泊まり、美味しい食事をする。少々お高いけど人気のコース。今日ですでに5日目。西安から朝5時に起き、桂林へ飛んで来た。10年以上?!ぶり。空港がかなり大きくなり、街はきれいなビルやマンション、SHOPが並ぶ。以前あった古い工場や家など壊してきたようだ。観光産業で成り立っている街だから、きれいにしようと努力をしている。その分、工場閉鎖で失業者も増えたらしい。物売りが多いのは昔と変わっていない。一人に一人付きまとう。アジアはどこも同じだが、かなりしつこく「1000円、シェンエン」と言って来る。昨年の10月に、街の道路工事もほとんど終わり、いい時に来たとガイドの蔡さんに言われた。彼女は若くて可愛いので、何でも許される。「あれは何?」とお客様が指差すと、「あれは湖です」、バスの中は大爆笑。本人は何がおかしいのかはわからないようだ。同じ回答を私がしたら「そんなことはわかっているわよ。あの湖の中の塔よ」ってお叱りをいただきそう。そんな会話が続いて、聞いても仕方ないなと言う雰囲気も出て来た。一方的な観光案内はほぼ完璧で、ビックリするような日本語も知っているが、対人会話は今一つ。しかし、朝早く起きて、疲れていた我々を楽しくしてくれ、感謝。彼女との打ち合わせも一苦労。理解に時間がかかる。それでも、素直でかわいいし、こちらも頑張って!と応援したくなる。今日は畳采山へ昇った。暑くて汗をかきながら500段。苦労して昇った後で見た桂林の全景は、とてもきれいで墨絵の世界だった。ポコポコと山峰が見える。これが世界中から観光客が見に来る風景だ。特に漓江下りがいい。船の上から眺める景色は山水画そのもの。明日は水が少ないので、少し早めに運行される。通常は4時間だが、もっと長くなりそう。お天気はもちろん良くてもいいし、霞んでいても山水画のようで許される所。ただ、雨だけは降らないでほしい。そう思ってスケジュール調整をして、写真は今日中に撮りに回った。ただ、7星公園のパンダは明日に残した。左上の写真は像鼻岩で、桂林山水のシンボルと言われる程、墨絵によく描かれている。今夜のホテルの窓から漓江と街、山並みが見える。食事は選択できるので、和食にした。毎日中華なので、さっぱりしたものが食べたかった。海から遠いので美味しいとは思えなかったが、私はメインにお寿司を選んだ。まぁまぁ・・・だった。
畳采山より漓江と桂林の街並み 桂林独特な容姿の山峰 霞んだ街と山峰
ホテルからの眺め 畳采山にある洞穴、約500段の
石段を上るときれいな展望が眼
下に広がり、桂林が一望できる
桂林の繁華街の中心地

2002年08月24日(土)晴れ、34℃
西安世界遺産

今日は8時半出発でまずは華清池へ。ここは3000年昔の西周時代から温泉が沸いている湯元。湯元は4ヶ所で温度は43℃。唐時代、玄宗皇帝と楊貴妃が湯浴みをしたので有名な温泉地。地元の人々は週末ともなると家族連れて温泉に入りに来る。玄宗皇帝は息子の嫁だった楊貴妃を横取りした人。1936年12月、「西安事件」が起こった場所としても有名。その時に蒋介石が監禁、逮捕された場所。
その後は世界遺産の兵馬俑坑博物館へ。まずは銅車馬へ。土曜日、バカンス・シーズン、夏休みと言う事で、観光客が多かった。内部は薄暗くて、芋洗い状態。スリがいたのがわかったが、被害はなかった。その後は貴賓室へ行った。お客様の政治力で考古学者で前館長の袁・仲一先生とお会いした。会談して、記念写真を撮る時に、代表の方が座った場所を指差し、「この前はここにクリントン前米大統領が座っていた、その前に、竹下元首相、海部元首相も・・・」など、とおしゃるから大変。みんな一人ずつ座り、記念撮影。売店でも販売している日本語解説書をいただき、サインまでしていただいた。この方は考古学者として現場を見に行き、10日間くらいで発掘作業は終わると思ったとのこと。それ以来発掘は続行している世紀の大発見だった。そして、発掘現場の部屋を作り、開放して発掘した物も、発掘作業も見学できるようにした。そんな遺跡は他にはないだろうとおしゃっていた。その現場、1号坑へ案内したいただいた。普通の見学階より、1段下がって、兵馬俑に近い位置で見られたのは嬉しい。今年になり、発掘がストップしている。だんだん技術も進み、今までの発掘作業ではいけないとわかった。資金も作業をする人も少ないとのことで問題も山積みのようだ。
西安へ戻って、碑林博物館へ。石の図書館である。学生はこれを見て勉強したようだ。この近くに古文化街がある。書道関係の書籍、筆、掛軸、印鑑、などいろんな物を販売するお店が軒を連ねている。しかし、暑くて7〜8分で散策はやめて,バスへ乗り、ホテルへ向かった。
夜はギョウザ三昧の夕食となるのは、西安ではお約束のコース。160種類のギョウザがあると言う。いろんな形が楽しい。西太后の好んだ真珠のギョウザは小指大の小さなギョウザで、火鍋スープに入れてゆで、椀に3粒入れて食べる。しかし、お客様とおしゃべりしているうちに、それを食べるのを忘れた。だいたいどれもブ厚い皮で、少し食べにくいが美味しかった。その後、その席で宮廷舞踊を鑑賞してから帰った。
1974年兵馬傭第一発見者の楊・志発さん。当時1元(15円)もらったと言う。今は博物館の写真集にサインをしてくれる。 1号坑の中
8000体のうちの2000体が発掘されたが、発掘がストップしていた。
兵馬俑は1体の発掘に2週間から1ヶ月かかる。色が残っているのは慎重に扱うので、2年はかかるようだ。

秦の始皇帝陵
拓本をとっている
お手本にしたり、飾るため
国宝級の石の図書館と
なっている碑林博物館
顔真郷の楷書は中国でお手本となる。日本の書道家もお手本に。
碑林博物館の長い道
脇の動物、首を傾けた
しぐさがかわいい1体
楊貴妃専用のお風呂
長さ:3.6m、幅:2.7m
玄宗皇帝の専用の
お風呂「蓮花湯」

餃子
豚なのか、いのししか・・・
古文化街 西安は餃子で有名な街
160種類もある
宮廷舞踊


2002年08月23日(金)晴れ、34℃
西安世界遺産

今日は西安に12時に到着した。34℃と暑い。「秋の虎」と言って一番暑い頃。西安の人口は740万人。そのうちの400万人は農家。3LDKでも北京・上海なら2000万円のところ、300万円で買えるらしい。西安は、明の時代の城壁で囲また街。周囲約12km。夜は20時半〜22時半とライトアップする。秦・漢・隋などの王朝が都を定めた街西安はシルクロードの出発点、玄奘法師(三蔵法師)、世界遺産の兵馬傭で有名。まずは空港から近い、漢陽陵考古陳列館へ。撮影は禁止されている。ガイドさんはおとなしそうな男性だった。丁寧に案内して下さるのはいいが、昼食が遅くなるので、ポイントを絞っていただいた。昼食は中国人好みの日本食・・・ご飯は残念ながら食べられないほど硬くて、ひどい物だった。
陵西歴史博物館は1973年に周恩来が来た時に、提案があり、18年かかって建立。1991年にオープンしている見ごたえのある博物館。115万年前の人間の顔の部分が発見された。北京原人よりはるかに昔。その長い歴史から始まる内部の見学順路をたどると、1.6kmになる。所蔵品は37万点。陳列はその1%だけの3000点。半年に1度陳列が変わる。時代の流れの中での、特徴や出土品を説明していただいた。その後に、あの三蔵法師がインドより持ち帰り、翻訳した仏教経典600部あまりの保管のために建てられた大雁塔へ行った。248段と聞いて、4名+1T/Cが断念・・・希望者だけで上がっていただいた。個人だと15元支払う。コーラを買った。10元(150円)は高い。ホテルは城壁の中で、メインストリートに面していて、散歩にもウィンドー・ショッピングにも良さそう。レセプションに日本人女性がいて安心。夕食は城壁の外で南門を出て10くらい。お味は日本人好みで、好評だった。

明日は午前中は世界遺産の兵馬傭の見学に行く。楊貴妃のゆかりの地、華清池も訪れる。楊貴妃のお風呂もある温泉遅滞。1936年西安事件で蒋介石が亡くなった所でも有名。
午後は碑林博物館見学、夕食後、宮廷舞踊を見て、古文化街へも繰り出す予定。
洗面器BC約800年 お酒の擱用の器 酒壷 5音階の楽器
最初の紙 唐美人の置物 唐三彩の置物 約7〜8000年前
主な展示物の建物
中国4大博物館のひとつ
大ホールの歩く獅則天武后の
生母のお墓に建てられた
珍しい歩く姿の獅子。
博物館中庭と建物
7〜8000年前の盛食器 戦国時代に王と将軍が半身ずつ
持った割符
貝殻がお金だった時代は穴が
あいていて首に飾ったらしい。
それから漢字で「財布」や
「買物」に「貝」という字が
入っている。紀元前900年頃。

2002年08月22日(木)晴れ、31℃
北京世界遺産
今日は画像だけUPします。8/23

天安門広場 天安門 愛新覚羅・壽石
故宮(紫禁城)内部 屋根の守り獅子 故宮内から見える景山公園
万里の長城(八達嶺) 女坂を登る人々 長城内部の壁
北京ダックの材料 手巻きして食べる 雑技団の公演

2002年08月21日(水)晴れ、31℃
北京世界遺産

今日は関空近くのホテルで朝5時半に目覚めた。昨日羽田空港から飛んで来て、こちらで前泊していた。食費の出ない仕事のため、コンビニで夕食と朝食を買い込んだ。ホテル行きのシャトル・バスまで2時間弱あった。KIX空港内の各階をじっくり見て回った。電車に乗るのは面倒で、一人エアポート・ツアーを実行。途中、クリック・マッサージしたり、デジカメ用のスマートメディアが東京よりずっと安くて、買ってしまったり・・・。Yahoo Cafeはまだ進出していないようだ。食事する場所が多く、たこ焼きがあったのには驚いた。どこかの街の商店街がそっくりここにあるような庶民的な空港の3階。羽田や成田より気取りがなく、安い。
お客様は鳥取のある地方の町の議員さん方で、自費参加の送別会とのこと。一般募集だが、たまたまこの方々ばかりなので、私も関空へお迎えに行った形となった。本来ならば、北京空港で合流となるツアー。皆さんは今朝は2時に起き、3時にはマイクロ・バスに乗り、遠い関空までいらした。しかし、4時間半はかからずに、途中2回のストップを入れ、到着出来たそうだ。お疲れとは思うが受付にいらした時の皆さんの笑顔が嬉しかった。
関空のすっきりした設計は好き。ただカウンターのABCなどの記号は見辛いと思う。出国すると、すぐ左に無料のPC・システムがあった。他にも何ヶ所かあるようだ。これは嬉しい。
飛行機内は50%以上空席だった。3時間で到着。時差は1時間のみ。日本より遅い。
皆さんは中国の団体VISAのため、出入国カードの記入は不要。ただし、検疫カードは全員提出する。税関はまったくノー・チェック。特殊な持ち物だけなので、申告もしない。簡単になったのはとてもうれしい。ただ、かなり入国時に列が伸びていて、ウンザリ・・・ロシアの入国を思い出す。団体VISAは37〜40番のカウンターで、個人VISAの列よりははるかに短く、団VISAの威力を知る。VISAは2枚のうち1枚のコピーの方を係員は押収し、オリジナルを帰国時のために返却してくれる。荷物をピックアップして、出るとガイドさんが迎えてくれる。とても日本語が上手で、仕事が出来そうな女性でホッとした。私の話もよく理解してくれた。
一度ホテルへ入り、少し休んでから、観光となった。まずは世界遺産の天檀公園へ。すべて歩くと1時間以上かかるので、78歳のご年配の方もあるため、一番重要な祈念殿の近くへバスを止め、見学をした。まだまだバカンス・シーズンのため、国内の人はもちろん、ヨーロッパから、アメリカから、日本人も多かった。すっきりしないお天気でガスがかかったような空。それでも31℃で暑かった。天檀公園の後は人工の山の景山公園の47m上った。紫禁城(故宮)が見渡せる景山公園はたくさんの人でごった返していた。しかし、そこから眺める故宮の景観は絶品。初めて上って、何故に今までここへ案内してくれなかったのか不思議。それ以外にも見るべきところが多かったのだろう。その時代の見学にも流行がある。今回は北海公園も明の十三陵へも行かない。
夕食は屋台の多い近くで、とても辛い中国4大料理のひとつの四川料理だった。お腹がすいていたので、夢中で食べて、写真を撮るのを忘れた。外の屋台ではセミ(タイの山岳民族を思い出した)、ヘビ、ヒトデ、すずめなどのゲテモノも多かった。食後は部屋で本格的なマッサージを1時間20分受けた。全身マッサージで足のつめの先から、耳の中、頭も髪の毛まで引っ張られ、とてもいい気持ちだった。暖かい薬草のお湯に足を10分浸けてから、フット・マッサージは最高だった。
明日は6時半起き、8時出発で、天門広場から故宮へ午前中いっぱい徒歩観光。午後は万里の長城へ行く予定。


天檀公園の祈念殿 天井のきれいな回廊 丹陸橋
景山公園 TOPからの故宮の眺め 故宮の逆の景観
セミ(タイの山岳民族を思い出す ヒトデやピンクのいかなど 白くくるくる巻きはヘビ

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