旅の空から
2002年05月15日(水)晴れ、23℃
サントリーニ島(AM:ティラ)
今日は朝からすごい風。ロビー階のテラスに出たら、吹き飛ばされそうだった。しかし、快晴の空はどこまでも青く、海は穏やかな深い藍色をしている。波が立っている様子はない。断崖の下の方には大型客船が見える。船内の人達が今から小船に乗り換えて、この街へ登ってくるだろう。小さな街が大勢の観光客で賑わいそう。それも客船は1隻だけではない。博物館や歴史観(無料)は8:30〜15:00オープン。街から下の港までの6連のゴンドラは昼間20分置きに出ている。下から登るロバや馬は3ユーロ。日中の火山へ登り、温泉へ飛び込み、グラス・ボートで海の中を見るオプショナル・ツアーは街のあちこちにある旅行会社で扱っている。17ユーロ。10:00〜15:00くらいの間。時間と値段は現地でお訪ね下さい。 夕陽の絵葉書を買い、お気に入りの物を右へ貼り付けることに。どこの島かはわからないけど、引き込まれそうなきれいなきれいなオレンジ色の夕焼けにうっとり。 |
絵葉書でよく見る教会 | 街から見下ろした風景 | 岸壁にぴったり張り付く家並 |
カフェへの入口のドアより | レストランの柵越しに | カフェの入口はこれ。下へ階段 下りて行くのがほとんど・ |
屋根の上に船が置いてある のが素敵 |
フィラ大聖堂はホテルのお隣 | 断崖のカフェ |
何気ない花と椅子が絵のよう | フィラの奥の断崖のカフェ | カフェから眺めるエーゲ海 |
紀元前2700〜2800年頃 | 紀元前1700年頃の壁画 | 紀元前1700年頃の壷 |
サントリーニ島(PM:イア)
タクシーにて14:30からサントリーニ島の東先端のイアという街へ行った。約15分走り10ユーロ。バスは20分で0.85ユーロ。乗ると車掌さんが来るので、チケットを買う。早いうちに時間の確認をしておくこと。本数は少ない。14:00、15:30などと間が空く。イアではお客さんを乗せるとすぐティラへ引き返す。バス・ターミナルはインフォメーションもあり、小さいがスーパーマーケットもある。タクシーもいる。 イアはフィラより静かで素朴な感じがいい。青いドームの教会が点在し、淡い色のカフェなどもあり、かわいい。しかし、夕方から夕陽を見るために観光客が増えて来る。スケッチ後に全員で食事をした。選んだレストランのすぐ目の前に青いドームの教会があり、喜ばれた。不思議とどのレストランにも魚がない。イドラ島で大好評だったメニューにした。サラダとイカのフライ、海老のフライ。皆でシェアーしたのでチップ込み一人12ユーロだった。まだシーズンではないので、どのくらいお客様が入るかわからず、魚の仕入れを敬遠しているかもしれない。20時過ぎに夕陽を見るために解散して、イア聖堂の前で21:00集合とした。私はのんびり精算やトイレに行ってから、そちらの方向へ歩いて行った。どんどん人が戻って来る。マズイ!もしかして、夕陽が落ちた?でもどうして早い?などと考えながら、ビューポイントへ急いだ。「5分遅かったよ」って。フト見ると何と夕方までなかった雲が出て来ていた。水平線の上の雲に夕陽が落ちたので、いつもより早かったようだ。寒さを我慢しながら、21:20のバスを待ち、フィラへ帰った。翌日、街で夕陽のたくさん載った絵葉書を買った。下にその夕陽を貼り付けてみた。 |
どこを見ても絵葉書 | 夕食に選んだレストランの すぐ目の前にあった教会 |
ギリシャ正教の鐘楼 |
イアの夕陽はとても有名 | 街は素朴でかわいい | カラフルなレストランの入り口 |
絵葉書より | ティラ:絵葉書より | 絵葉書より |
2002年05月14日(火)晴れ、23℃
サントリーニ島(エーゲ海)
サントリーニ島へやって来た。正式にはギリシャ語でティラ島と呼ばれる。紀元前16世紀の史上最大の大噴火で島のほとんどが沈み、今の形になった。島はカルデラの外輪山で、写真右の内海のネア・カメニ島が火山。紀元前3000年頃にクレタ島に住む人達が移り住み、クレタ(ミノア)文明がもたらされた。謎の多いこの島はあの幻のアトランティス大陸だったのではないかと言われている。写真の左の断崖の白い街がティアラで島第一の街。人口約2000人。ほとんど観光業に従事している。他にワイン産業があり、ブドウ畑が見られる。アテネの空港からプロペラ機に乗り、1時間弱で到着。お天気も最高、海も深いエメラルド・ブルー。しかし、風は冷たいので気を付けるようにご案内。日陰などかなり涼しいので、ウィンド・ブレーカーなどが必要。ホテルは島で一番の4星。ホテルへ到着と同時に「ワ〜!」と歓声が上がる。夢のような風景が目の前に広がる。各部屋のテラスからはこの街と海、向かいのネア・カメニ島(火山)、そして広い空が見え、独り占めしているような気分。ロビーのテラスからもパノラマが広がり、あのエーゲ海を代表する絵葉書やカレンダーの写真が、そのままそこにある。これを見たらミコノス島よりも断然いいのがわかるが、日本ではまだまだミコノス島の方が有名。断崖のカフェはどのテラスからも、この素敵な風景を見ることが出来る。現実を忘れて、何時間でも座って眺めていたいと思うのは、私だけ部屋が裏側で海が見えないから?街は7〜8分も歩けば通り抜けるくらいの可愛らしいサイズ。カフェとレストラン、お土産屋さんとブランド店も少し。先生方もこれで明日からのスケッチは治安や迷子の心配はないと判断。私も気が楽になった。明日はモーリングコールなしの、自由スケッチ。一応先生と同行する方のみ、9:00発でスケッチ場所探しに行くことになった。私も明日は目覚し時計を7:45にした。初めてゆっくり眠れそう。ホテルはレストランなし。その代わり、朝食(コンチネンタル・ブレックファースト)は24時間OK・・・もちろん1日1回のみのサービス。いつまでも朝寝坊できそうなホテルは嬉しい。 明日は午前中近くでスケッチ。昼食後、14:00集合して14:20発(片道0.85ユーロ)公共のバスにてイアの街へ移動。スケッチと夕食、そしてお目当ての夕陽を眺めて帰って来る予定。 お部屋からのアクセスは不可能。UPは明日に延期します。23時。 |
教会が海に映えて美しい | 夕暮れを待つ丘 |
2002年05月13日(月)晴れのち曇り、雨、再び晴れ、20℃
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2002年05月12日(日)晴れ、25℃
アテネ
久しぶりのギリシャ。ここでも青空が迎えてくれた。今日は北へ10キロの世界遺産「ダフニ修道院」へ行く予定だった。アテネ空港でアシスタントさんが「地震でクローズされてから2年半」と突然平気な顔で言う。私、唖然!。じゃ現地旅行会社は何のためにあるの・・・。信じられない!スケッチ場所を急遽変更してアテネに向かった。ガイドさんをピックアップしたら、「アゴラがいいです。私も画家ですからスケッチにいい場所わかります」と・・・。彼女を信じてアゴラへ行くことになった。私もアゴラは初めてで、どういいのかわからず半信半疑で行ってみた。緑も多く、お花がいろいろと咲き、ダフニのような可愛らしい教会も残っていた。ホッとして私はホテルへチェックインに行った。禁止されており、怖かったが全員のパスポートを預かった。スケッチや写真撮影のツアーでは、1点に神経を集中させてしているから、スリや置き引きにあいやすい。到着後すぐセーフティ・ボックスへ。そして部屋の調整。5星のホテルだが、トルコとアテネの5星はグレードが違うような気がする。しかし、ホテル建築時に遺跡が発見され、発掘した古代建築物の一部を、ライトアップしてある。これがいい雰囲気を醸し出している。アメリカンタイプでT/Cとしては嬉しい。全室同じサイズ・形。そしてアゴラへ戻った。皆さんを確認し、写真を撮り、お茶して集合時間となった。 写真:上はアゴラからのアクロポリスの丘、右はアゴラのスケッチの様子とアギ・アポストリ教会。 |
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